心配だけど心配じゃなかった〔体型〕2798Kgで産まれたタンポポは女の子では、まぁ「ちょっと小さい」位 「小さく産んで大きく育てる」で良いじゃないと思った。 が、その後も小さいままだった... 1歳6ヶ月検診でも8.5Kg 食も細いから大きくなる訳がない 病院では 「縦横のバランスが良し、少しずつでも身長体重のグラフが 右上がりなら、元気ですから大丈夫ですよ。」 と言われてたのであまり心配はしなかった。 〔言葉〕 凄く遅かった! 1歳前後で 「ジュッチュ」(ジュース) 「マンマ」 「ママ、パパ」 「モッタイ」(もう一回) 「アッチモ」(私も) 「ヤ」(嫌、違う、の否定語) その代わり保育園の先生に 「タンポポちゃんのパフォーマンスは凄いです。 それでコミニュケーションがとれちゃうんです」 と手話のように体全体で表現してた。 「言葉の遅い子は、たくさん言葉を体にためこんでる。 溢れるようになったら、自然に言葉は出てくるようになる」 と何かで読んだので、これもあまり心配はしなかった。 案の定、2歳を過ぎた頃には 「うるさーい」 と言うくらいおしゃべり娘になった。 〔人見知り〕 極度の人見知り。 家の中でも私の姿が見えないと 「ビーーーー」大泣き。 トイレもドアを閉められなかった。 他人に話し掛けられると石になる。 「私はここにはいません。だから話し掛けないで」 魂の抜けたようになって固まる。 当然、保育園の朝は大泣き。 何かで読んだ文章で 「人見知りをする子は自分にとって大切な人が誰かを 人一倍わかってる子だ」 そうか、こんなに小さいのに誰が大切な人なのか わかってるんだ。 小学校高学年の今、多少人見知りはするものの クラスの中では中心のグループにいて、友達も沢山できた。 小さいから、同じ年なのに妹のようにクラスの友達から かまってもらってるようだ。 〔トイレトレーニング〕 言葉が遅いからやっぱりオムツも取れるのは遅かった。 バッチャンは「あんた達の頃はお誕生日を迎えればとれた のにね」と言う。 私もそのころ挑戦はしてみた。 が、玉砕! で、失敗してイライラするよりもオムツのままで良いや、 小学校でオムツしてる子はいないし、それまでに取れればと開き直り。 保育園では園の方針があったので、2歳前にはパンツになったが 家ではオムツ。 取れたのは、2歳4ヶ月の時だった。 トイレの中に我が家定番の「第○生命カレンダー、ミッキー」が 救世主だった。 「ミッキーがちゃんとできるかなって見てるね」 それから、トイレも教えるようになったしおねしょの失敗も ほとんどなかった。 〔独寝〕 ずっと川の字で寝ていた。 3歳の頃にマンションに引越しして、 小学校に入る前には子供部屋のベットも用意したが 独りでは寝れなかった。 まぁ、良いか。大きくなったら一緒に寝てくれないだろうし。 小学校の入学式の日に 「もう、小学生だから独りで寝れるね」 それからずっと独りで寝られるようになった。 知り合いの子は、独り寝するようになったものの 夜中や明け方には親の布団にもぐりこんでくる子も多かった。 子供の成長はそれぞれ。 なんでも早けりゃいいもんじゃない。 熟した果実の実が「ポロッ」と落ちるように その子の時期がくれば自然にできるようになる。 タンポポは遅かったが、一度実行してしまえば 後戻りすることはなかった。 |